こひつじひろば  2002年度1号




――光あふれて――2002年キ保連テーマ
新しい出会いを喜んで
新しい出会いのある4月は、喜びのときでもあり、また一番緊張するときでもあります。47名の子どもと新しいスタートが始まります。進級した子どもたちは、憧れの名札を胸につけ、希望に胸を膨らませて、得々と登園することでしょう。新入の子どもたちは、最大の味方である母親から離れ、他人の中で過ごすという未経験の現実に直面して、大騒ぎになったりします。しかしここには子どもの大きな成長があります。子どもたちをしっかりと受け止めて、一日も早く、安心して、気に入った遊びを見つけ、先生とも仲良しになって、楽しい園生活ができるよう願います。

今年度は大輔先生と一緒にき組を担当します。先生の若さにあふれた力をいただき、先生の優しさにも期待して、ひとりひとりの育ちをしっかり受け止めつつ、新しい出会いを喜び、楽しみたいです。

あか組
ご入園おめでとうございます。初めて制服を着て幼稚園に来る子どもたちはどんな思いでいるのでしょう。大きくなった喜び、それ以上に何もかもが新しく初めてのことばかり、その上、大好きなお母さんと離れて過ごす大きな一歩を踏み出し、緊張と不安でいっぱいなことでしょう。そんな子どもたちが園に慣れようと一生懸命過ごします。お子さんの園でのようすを知りたくなると思いますが、大人からあれこれ聞かず、子どもからの話しかけを待ってあげてください。おうちに帰ってきたら、まずギュッとしっかり抱きしめて、「えらかったね」とほめてあげてください。そのことは子どもにとってとても大きな励ましとなります。

さまざまな思いを胸に登園してくる子どもたちの気持ちを受け止め、ひとりひとりと一日も早く信頼関係を作り、安心して甘えられる存在になりたいと思っています。13人の子どもたちとの交わりをとっても楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。

き組
新入の9名の子どもたちを迎え、合計21名という今年のき組。あか組から進級した12名の子どもたちの中には、2月ぐらいから早くも黄色の上履きを履き、背伸びをしている女の子の姿も。一つ上のお兄さんお姉さんを見て、皆それぞれに「き組」に憧れていたようです。新入の子どもたちにとっては、初めての幼稚園。最初は、どんな所なのか、何をする所なのか、自分はどうすればいいのか、すべてに不安を感じていることでしょう。だから、バスに乗るのを拒否したり、お母さんから離れようとしないのは当然のこと。4月は、そんな子どもたちが幼稚園に少しずつ慣れていかれればと思っています。

この1年間、子どもたちがどのように成長していくのか、とても楽しみです。子どもたちの成長を一つ一つじっくり見つめ、私自身も共に成長していきたいです。どうぞよろしくお願いします。

みどり組
いよいよ2002年度の歩みが始まります。き組の最後の日にみどり組のバッチを手にした子どもたち。みんな背筋をピンとしてバッチをもらい、もらった瞬間一気に表情が変わったのです。喜びと自信に満ちた子どもたちで、しばらくの間、バッチをじーっと、にこにこしながら見ている子どももいました。本当にみどり色のバッチの威力を感じました。ピカピカのみどり組のバッチをつけて登園する子どもたちの顔が楽しみです。また、新しいお友達がみどり組さんにも入ります。13人の子どもたちと、いろいろなことを考え、いろいろなことに挑戦して、一緒に楽しんだり喜んだり、時には悲しんだり、何でも一緒に子どもたちと経験できたらいいなと思っています。

この4月は早いお帰りなので、「もうお帰り?」「もっと遊びたいのにー」というみどり組の子どもたちの声が聞こえてくるかもしれません。その分、みどり組のピクニックのときには、思う存分遊び、楽しい一日になったらいいなと思います。1年間よろしくお願いします。





■TOPへ   ■こひつじひろばTOPへ