こひつじひろば  2002年度2号




入園式
「先生! 10の日に行くからね」と新入の子どもに声をかけられましたが、お父さん、お母さん、また子どもたちも待っていた4月10日(入園式)を迎えました。

天候にも恵まれ、とても暖かく、花が一気に咲き出し、美しく彩られた中を親子で登園される姿は、ほほえましいものを感じました。園服で身を包んだ子どもたちは、今までとは打って変わり、すっかりこひつじ学園の園児に変身していました。

初めて歌う賛美歌や、お祈りにも自然についてきて、まさにこひつじ学園の園児でした。「明日からはお母さんと一緒じゃないけれど、頑張るからね。ごあいさつもちゃんとするよ」とはりきる子どもたちでした。

くんちゃん――あか組
入園して3週間がたったあか組さん。自分の好きなことをたくさん見つけて遊び、幼稚園が楽しくて仕方のない子、先生の「だっこー」と甘えてくれるようになった子、まだまだ不安になってしまう子、とさまざまですが、少しずつ確実にひとりひとりが変わっていくようすが感じられ、うれしく思っています。

今年は、あか組さんから順番にぬいぐるみのくんちゃんがお泊まりをしています。一度泊まると自分のもののように思って、他の子が持っていこうとすると、「くんちゃん持っていかないで!」と泣きながら追いかけたり、「今日もくんちゃん、ぼくのうちに来る?」と毎日言いに来たり、「次は私かな?」とすぐにでも持って帰りたかったり、くんちゃんが大好きな子どもたちばかり。くんちゃんが泊まりに来てくれることを楽しみに楽しみに待っています。どうぞおうちでもたくさんかわいがってあげてください。小さなものを大切にする気持ちが、くんちゃんと遊ぶ中で育っていってくれたらと思います。

れんげ畑へお散歩――き組
入園式から1週間がたち、子どもたちも幼稚園に慣れてきたころ、みんなでお散歩に行きました。場所は蛍田駅駐輪場近くの「れんげ畑」です。幼稚園かられんげ畑までは、大人の足で歩いて5、6分の距離。しかし、こんなに短い距離でも、道端に咲くたんぽぽ、大きな声でほえる犬、そしてお宝代わりのおやつと、子どもたちにとっては小さな小さな大冒険だったようです。

ピクニック――みどり組
待ちに待ったみどり組だけのピクニック。天候も守られて、久しぶりのお弁当を持ち、出発です。いーっぱい、いーっぱい歩かなければいけません。飯田岡駅に着く前に、「もう着く?」「おなかすいた」という子どももいて、だいじょうぶかな、みどりの広場に着くのかなと心配してしまった先生でしたが、塚原駅からみどりの広場まで約40分、子どもたちはがんばりました。途中、「まだ」「疲れちゃった」という声も本当にたくさんでしたが、「これは、き・あかさんじゃ来られないよね」「みどり組だから歩けるんだよね」という声もたくさん聞こえてきました。それぞれ「みどり」という言葉を支えに歩いた子どもたちで、みどり組だからあそこまでがんばることができたんだなと、すごく思わされました。みどりの広場でも、おいしくお弁当をいただき、走りまわり、とっても楽しい一日となりました。





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