こひつじひろば  2003年度7号

プレイデイ




いきいきと ――できたよ――
2学期を迎え、まずびっくりしたことは、子供たちが心も体も成長したことでした。

プレイデイに向けての練習は、夏本番の暑さの中で、熱中症にならないようにようすを見ながらの小刻みな練習でしたが、練習の後の冷えた小さなカップゼリーのおやつでがんばれた子どもたちでした。

幼いあか組は、オープニングの狼が怖くて、泣いてしがみついたりする一幕もありましたが、ダンスもゲームも楽しめるようになりました。き組になると、早いほうがよいということが少しわかってきて、楽しんでがんばっている姿が見られました。みどり組になるとまったく違い、競争意識が高まり、全力投球している子どもたちです。ゲームですから勝敗がありますが、縦割りのチームのゲームでは、年少年中の子どもたちのマイペースさにも「がんばれ」「がんばれ」と応援して、あまり勝敗にはとらわれずにゲームを楽しむところが、こひつじの良さかなと思いました。

みどり組の鼓隊はさすがでした。里香先生の上手な指導に感謝し、練習の回数ではなく、喜んで楽しんでする子どもたちの上達の早さに驚き、感動しました。子どもたちの成長を共に喜び、「できたね」「できたじゃない」と喜び合えたプレイデイでした。

オープニング
今年のプレイデイは『おおかみと七ひきのこやぎ』。おおかみが試行錯誤し、やぎの家に入り込むようすを、オープニングで実演することに……。プレイデイ当日こそ、泣き出す子、先生にしがみつく子はいませんでしたが、初めの練習では、実はたくさんいたのです。練習では、お面もなく白いTシャツだけでいても、先生の言葉だけで「大輔先生はおおかみ」と思い込める、どこまでも純粋な子どもの心に触れることができました。

あこがれの太鼓
夏休み明けの太鼓の時間といえば、いるだけで汗をかいてしまう日々。そんな暑さの中での練習は、子どもたちもクタクタでした。でも、「疲れたから嫌だ」とか「止める!」と言うこともなくがんばれたのは、憧れの太鼓をやり遂げたいという強い思いがあったからなのではないかと思います。当日は、広々とした養護学校の校庭ででたくさんのお客さんを前にして緊張気味でしたが、おそろいの水色のスカーフをなびかせながら堂々と真剣に演奏する姿はとてもすてきでしたね。演奏後は、やり遂げた充実感と自信に満ちた笑顔になり、キラキラと輝き、ひと回り大きく、たくましく見えました。

プレイデイまでの準備
今年のプレイデイは、子どもたちもよーく知っている“おおかみと七ひきのこやぎ”でした。その日だけではなくて、準備のときから子どもたちとやっていくのがこひつじのプレイデイ。やぎのお面も一生懸命作りました。ひとりひとり顔が違うように、やぎの顔もみんな違ってかわいかったですね。プレイデイまでの準備、プレイデイ、そしてプレイデイが終わってからも、時計台、ゲームなどで楽しみます。まだまだプレイデイは続きそうです。





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