こひつじひろば  2004年度2号




――心をすませて――  見る
 新しい元気いっぱいの子どもたちを迎えて、こひつじ学園は、子どもたちの笑顔と生き生きとした声にあふれています。
 見るもの聞くものみな家庭とは違い、とても珍しいのです。友達がやっているのを見て、「なんだろう」「やってみたいな」と興味を持ち始め、いろいろなものにかかわりを持って遊んでいる様子がうかがえます。大勢の友達の中にいることはうれしく、楽しく、活動も広がっています。
 家庭では自分に皆が合わせてくれたのですが、皆に合わせて行動することを少しずつ覚えてきました。園に着いたら、おはようブックにシールを貼り、スモックに着替えて遊ぶこと、片づけの鈴が鳴ったらお片づけ、礼拝のためにクラスごとに並んで待つこと、順番に席に着くこと、席に着いたら出歩かないこと……。今まで経験したことのないことですが、先輩に倣って少しずつできるようになり、みことばも覚え、賛美歌やお祈りも覚えてきました。
 一番うれしい時はおやつタイムです。この時ばかりは、どこにいても集まってきます。いつも明るく、楽しく、子どもらしさいっぱいの園でありたいです。

みどり組
 とてもよい天候に恵まれたピクニックの日。今日の目的地は塚原みどりの広場で、大雄山線に乗り、塚原駅に着けば、あとはそこからひたすら歩くのみ! 駅から広場までの道のりは、時間にしておよそ30分ですが、登り坂が多く、さらにこの日は気温も高く、子どもたちにとっては、楽しくもあり苦しくも在る、そんな思い出となったようです。汗ダラダラになり、息を切らしてたどり着いたみどりの広場。遊具等は一切ないところですが、自らの足で一生懸命歩いただけに、一人一人にとって忘れられない場所となったのではないでしょうか。

き組
 今年度初めてのお散歩は、近くの田んぼのれんげをみんなで見に行きました。「今日、お散歩行くよ」とお話しすると、「やったー」とみんなにこにこ顔でした。今までみどり組のお兄さん、お姉さんに手を引いて歩いてもらっていた子どもたちも、今日からき組同士で手をつないで歩いていきます。「もっと端によって歩かないと危ないよ!」との声に促されながら、無事れんげ畑に着きました。ピンク色のれんげがとってもきれいに咲いていて、白や黄色のちょうちょが飛んでいるのが見えました。すてきな春を感じながら、大好きなおやつをいただいて大満足な子どもたちでした。

あか組
 初めてのことが本当にたくさんのあか組さん。その中でも今回は、"初めてのクラスの活動"のことをお伝えしたいと思います。
 まだ、あか組さんということも、どの部屋に行くのかもわからない子が多いので、全員がそろうには時間がかかりましたが、何とかそろい、クラスの活動が始まりました。そして、手遊びをしたり、お人形と一緒に一人一人自己紹介をしました。みんなの前で自分の名前をとってもかわいく言えたんですよ。ちょっとの時間でしたが、一つのお部屋に集まり、いすに座って、自分の名前を言えたなんてすごいですよね!
 今しか見られないあか組さんのかわいい姿を、また成長を楽しみに、ゆっくりじっくり子どもたちとすごしていきたいと思います。





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