こひつじひろば  2005年度8号




立ち止まって向き合う 〜喜ぶ〜
御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。」
(ルカ2:10、11)
 この御使いの喜びの知らせが羊飼いたちに知らされ、羊飼いたちがイエス様の生まれた場所を探して礼拝することからクリスマスが始まります。地位のある方に知らされたのではなくて羊飼いだったこと、また、イエス様の生まれたところが馬小屋の飼い葉おけの中だったこと。聖書の記事は不思議です。この中に、貧しい小さな者にまで届いてくださる神様の愛を覚え、慰められます。
 こひつじ学園のクリスマスは、親子の賛美礼拝で始まり、各クラスの音楽の演奏、緑組を中心に構成される全園児のクリスマスページェントで終わります。イエス様のお生まれが神様からの最高のプレゼントであり、喜びの知らせであることを改めて実感しています。
 年長組で役を決めるときも、重なってしまってじゃんけんをしたり、自分の思いどおりにならなかったり、やりたい役を先取りされたり、複雑な気持ちを味わったりしましたが、お互いに納得して、与えられた役を喜んで練習している姿はとてもほほえましいです。

マシュコン作り
 11月は緑組に3人もお誕生日の子がいるので、お誕生会の準備では「お祝いのお菓子」を意識して、みんな張り切っていました。
 今回は”マシュコン”を作りました。溶かしたバターにマシュマロをちぎって入れ、レンジで1分。レンジの中でモコモコ膨らむマシュマロを、普段はあんなにおしゃべりな子どもたちが1分間無言で見つめていました。次に、溶けたマシュマロにすばやくコーンフレークを入れて混ぜていきます。ここは、混ぜる人、ボールを持つ人、コーンフレークを入れる人が協力してやらなくては上手にできないので、けんかをする暇もなく、「早く混ぜないと固まっちゃう!」と大急ぎで混ぜていました。混ぜたら型に入れ、手でギュッと押して形を整え、でき上がり。
 初めての”マシュコン”を味見して、「大成功だ!」と口々に言い合い、とても満足そうでした。マシュマロをちぎったり、コーンフレークをバリバリと混ぜたり、いろいろな感触を味わい、まるで工作をしているかのように楽しいお菓子作りでした。

お茶会 〜さすが黄組〜
 教会員の津田先生のご厚意により、津田先生のお宅でお茶会をさせていただきました。年に2回石塚先生にお世話になる緑組さんはお留守番、今回は黄、赤組でのお茶会となりました。
 いつも引っ張ってくれる緑組さんがいない中、赤組さんの手を握り、津田先生のお宅までしっかりリードしていた黄組さん。そんな姿がいつになくたくましく見えました。
 お茶会でも、丁寧にお辞儀をし、私語を慎み、背筋をピンと伸ばし、正座を崩さず……と、いつもとは違う先生、場所、独特の雰囲気に、いい緊張感を持って取り組めていたようです。その表情は皆真剣そのもので、幼稚園で遊んでいる時とはまるで別人のようでした。
 お菓子、お抹茶をいただき終えると、集中力が切れ、すぐに足が崩れてしまう子もいましたが、それでも去年のようすを知る先生からは、「1年でこんなに上手にできるようになるんですねぇ」と、おほめのことばをいただくことができました。行く道、帰る道での赤組さんに対するリード、お茶会での集中力。「さすが黄組!」と感じた1日でした。

なかよしランチ 〜たのしいな、おいしいな〜
 今回のなかよしランチではホットドッグを作りました。まず、切れ目を入れたロールパンにウィンナーを挟みます。そして、アルミホイルでパンが全部隠れるように包み、自分の持ってきた牛乳パックに入れれば準備完了。その牛乳パックをお庭に並べてテラスに座ると、ここからが楽しいのです。先生が火を点け、牛乳パックが燃え始めると、「ぼくのがいちばん早く燃えてるー!」「花火(?)みたいだな」「ほんとだ」「すげー!」と大興奮の赤組さん。
 アルミホイルを開けて中から出てきたのは、ほかほかのホットドッグでした。そのおいしいこと。お代わりするわするわで、あっという間に売り切れになりました。ミートスパゲティとたらこスパゲティも大好評で完食。みんなの食べっぷりに先生たちもビックリでした。





■TOPへ   ■こひつじひろばTOPへ