こひつじひろば  2006年度9号




つながりあって 〜皆で歌おうクリスマス〜
 クリスマスも終わりました。礼拝ではクリスマスのお話を聞き、今まで覚えてきたたくさんのみことばを言い、賛美歌を歌いました。
 各クラスでは、音楽の時間にクリスマスに向けての練習をしました。あか組は、ペットボトルのマラカスを持って、初めての舞台での演奏。暗くて怖かった子もいましたが、みな喜んで舞台に乗り、楽しく演奏することができました。き組のハンドベルは魅力的な楽器です。「きらきら星」を上手に演奏することができました。楽器の移動のある合奏も、風邪でお休みする子がいて全員揃った練習がほとんどできなくて心配でしたが、何とかまとまり感謝でした。みどり組のハンドベルは感動的でした。2本のハンドベルをしっかり使いこなす子供たち一人一人の真剣そのものの顔が輝いていました。あの難しい曲に挑戦し、やり遂げた満足感と達成感は、子供たちの大きな力になったことと思います。
 毎年のことですが、ページェントはみどり組が中心になって進めていきます。今年は男の子の数が少ないこともあって、役を決めるのに先生の頭を悩ませました。中には、自分のやりたい役ができなかった子供たちもいたのですが、みな、快く代役を引き受けてくれました。思いやりのある優しい心がしっかり育っていることを思って感動しました。きっと、イエス様の喜ばれた思いが子供たちの心の中にしっかり伝わり、すばらしい経験をしたことと思います。

クリスマスハンドベル 〜響き合って〜
 みどり組の子どもたちは昨年ハンドベルを経験しており、振り方や楽譜の見方は心得ていました。ところが、はじめは少しやっただけで「は〜あ」「疲れた〜」「目が痛い!」と子供たち。なんと瞬きをしなかったという子供たちもいたのです。それは、自分の音の出番の一瞬を見逃さないように、全神経を集中させて、楽譜にあるすべての音を目で追っていくからなのでした。しかも、2本のベルを使い分けなければなりません。肩にも力が入ってしまい、へとへとです。練習をするたび、今回は間違えないでできた、遅れないで振れたということの一つ一つが喜びとなりました。曲全体がわかり、メロディーがつかめると、ほかのベルやピアノと合わせることの美しさを感じられるようになりました。当日は、演奏する子供たちも真剣でしたが、たくさんのお客さんが静かに聞いてくださって、ハンドベルとピアノの美しい響き合いを感じながら、今まで最高の「主よ人の望みの喜びよ」の賛美ができたと思います。
 ページェントでは、人前でお話しするだけで恥ずかしくなってしまうような子供たちがたくさんのお客さんの前で堂々と舞台に立って歌う姿をとても頼もしく思い、大きな成長を感じました。

みんながんばったね!
 今年のクリスマスに合奏をすることになったき組さん。曲は、みどり組さんが太鼓で演奏した「スーパーカリフラジリスティック・イクスピアリ・ドーシャス」です。りか先生がピアノで弾くと、「みどりがやったのだ!」と目をキラキラさせ、曲を口ずさんだりする子もいて、とても気に入ったようでした。
 しかし、今回の合奏は一人3種類以上も楽器を演奏するのですから、さぁ大変です。まず楽器決めでは、木琴、鉄琴、大太鼓、小太鼓、スライドホイッスルの中から、悩みに悩んで好きな楽器を決めました。グループ分けをすると、自分の決めた楽器を演奏するパートと、皆で順番に楽器を演奏するパートの主に二つのパートを練習していくのですが、演奏中にどこの楽器に行ったらいいのかわからなくて迷子の子が続出。しかし、何度も練習するうちに上達していき、楽器を演奏する楽しさを味わうことができたき組の子供たちでした。
 本番では、その練習の成果を発表して、精いっぱい演奏する姿に心が温かくなりました。

カワイイ初舞台
 家族ではお兄さんやお姉さんになっている子も、園の中では最も幼く、何をするにも何をしゃべるにもひときわカワイイあか組さん。そのカワイさは何も大人ばかりが感じているのではなく、同じ子供同士でも感じるものがあるようです。それは今に始まったことではなく、き組やみどり組のお兄さん、お姉さんが、あか組の子の目線になってお話ししたり、だっこやおんぶをしたり、トイレや着替えのお世話をしたり、まるで先生や親のようにかかわる姿が随所に見られます。
 そんなカワイイあか組さんたちがクリスマスに挑戦したのが、ビーズを入れたペットボトルのマラカスを手に演奏した「ハイ・ホー」と、ひつじになって、みんなでイエス様のお生まれをお祝いした「ページェント」でした。2か月前の初めての練習のときは、歌や振り付けを覚えられるのかわからず、あか組だけの舞台がどんなものになるのか想像もできませんでしたが、当日のことを振り返ってみると、どちらも現在の子供たちならではのカワイさと一生懸命さがにじみ出ていた、あか組らしい初舞台だったように思います。
 ……それにしても、あのひつじたち、カワイかったですね!





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