こひつじひろば  2010年度7号




年間テーマ: 希望――愛の中を生きる
〜ふかめる〜

暑さが長かった夏も終わりとなると早く、あっと言う間に秋に変わってきました。プレイデイも終わり、落ちついてクラスの活動が始められるようになりました。各クラスともクラスの一体感が出てきて、皆で協力して盛り上げようとする思いが強くなってきたことを感じます。

クリスマスに向けての役割が決まったり、ハンドベルで担当する音が決まったり、子供田たちの心はクリスマスに向けて大きく膨らんでいます。みどり組の子供たちはハンドベルを2本持てることがとてもうれしいらしく、持つハンドベルの色(音によってハンドベルの色が違うのです)を教えてくれたりしています。チャレンジ精神が出てきて、がんばろうという気持ちいっぱいでたくましさを感じるみどり組です。き組とあか組の子供たちにはプレイデイで使ったぶたの家のレンガのブロックが大人気で、自由活動の時間には部屋を作ったり、基地にしたり、大きなゲートにしたり、時間を忘れて楽しく遊んでいます。

毎年のことですが、プレイデイで使ったダンボールのブロックがいろいろな形で工夫されて、ボロボロになるまで楽しく遊んでいます。毎回形が変わって、子供たちの想像力とアイディアのすばらしさに感動します。


みんなでチャレンジ! 〜がんばる心〜

10月半ばごろからみどり組が始めたのは「チャレンジカード」です。なわとび、鉄棒、それぞれ目標を持って取りくんでいます。最初は「難しいかな?」と思ったのですが、やはりみどり組さん。やったことのないものにも「やってみよう!」とやる気を出し、「初めて前まわりができた!」「大なわで100回跳べたよ!」「一人なわとび10回できたよ、先生」とクラス全体が盛り上がっています。またお友達にも刺激され、「自分もがんばろう。負けないぞ」と強い気持ちを持つ子もいて、毎日毎日記録を伸ばして、「先生!」と大喜びで教えに来てくれます。

子供たちがこのチャレンジカードをきっかけに、今までしたことのないものに挑戦してがんばる姿を見ているとなんだかドキドキしてしまいます。達成した時の喜びも子供と一緒で、最上級です。この調子でどんどん多くの経験をしていって、できた時の喜びやできない時でもあきらめずにかんばる心をたくさん味わっていってほしいです。みどり組一人一人の成長を見守っていきたいと思います。


『おだんごぱん』を読んで

き組で『おだんごぱん』の絵本を読みました。読み終えると「おだんごぱん食べた〜い!」「もう一回読んで!」と、とても気に入ったようすでした。絵本を読む時におだんごぱんの自慢の歌にちょっとメロディーをつけてみました。すると、子供たちも覚えて、お弁当の用意をしながら、片づけしながら、粘土でおだんごぱんを作りながら口ずさんでいました。

その後、おだんごぱんが大好きになった子供たちと本物のおだんごぱんを作りました。小さなパン生地を丸めておだんごにしていく時、「もういいんじゃないの?」と聞くと、「まだー」と粘土感覚でゆっくり大事に丸めていきました。発酵してからチョコチップで目をつけ、オーブンで焼きました。焼き上がってからチョコペンで口を描いてそれぞれ自分のおだんごぱんが完成。

みんなでおだんごぱんを手に「ぼくはてんかのおだんごぱーん!……」と歌を歌ってからパクッといただきました。「おいし〜」と大喜び。あか組さんにも歌を聞かせてあげ食べてもらい、「おいしかったよって○○君に言われた」「ありがとう言ってくれた」とみどり組さんにも喜んでもらえてうれししかったようです。絵本の世界を皆で楽しみました。


Sweet Potato 〜秋の甘いひとときを〜

10月のお誕生会は、あか組さんがお菓子作りの当番でした。秋の味覚サツマイモを香川さんの畑でせっかく掘らせていただいたので、自分たちが収穫したおイモでSweet Potatoを作ることにしました。

子供たちがする作業は、おイモをつぶす、お団子にする、卵を塗るという三つです。卵をスプーンの裏で塗っていく時に「ナデナデ」と呟きながら塗っている姿は特にあか組らしい可愛い場面でした。

前回のお菓子作りは、まだよく分からない中だったのですが、今回は「赤組だけの秘密だから見にきちゃダメ!」と秘密にしたい子がいたり、「私が作った『すいーつぽてと』は○○君に配ってあげるの」とちゃんと10月のお誕生日の子に配ろうとしている子がいたり、この何か月かでの成長を感じました。

当日はみんなにおいしく食べてもらい大満足のあか組の子供たちでした。






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