こひつじひろば  2010年度8号




年間テーマ: 希望――愛の中を生きる
〜喜ぶ〜

年々、月日の過ぎゆく早さがスピードアップしているように思います。

今年も28日の日曜日からアドベント(待降節)に入ります。昔のイスラエルの人々は聖書の約束、救い主が生まれるという約束を待ちに待って何百年も過ごしました。その約束は2000年前に成就し、イエス様が救い主として生まれたのです。私たちもイスラエルの人々が待ち続けたことを思いながら、毎週ろうそくを1本ずつ灯していき、5本目にクリスマスになります。

こひつじ学園でも来週から室内をツリーを出したり、聖画をつけたりします。皆で粘土で焼きあげたツリーのオーナメントもでき上がり、クリスマスの時に持ち寄るクリスマス献金ビンも、世界に唯一つのすてきなビンができ上がって持ち帰ります。また、それぞれのクラスで練習しているハンドベル、合奏、リズム遊びも、楽しんでいます。クリスマス祝会では、きっとすてきな発表になることでしょう。感動のひとときが楽しみです。

また、全園児によるクリスマスページェントも、緑組のリードで、イエス様の誕生のストーリーが繰り広げられます。出席された方がたとともにささげるクリスマス賛美礼拝のおごそかさに胸打たれる思いです。神様からいただいた愛の心を分かち合い、皆で気の毒な方がたへの献金をささげられるのも感謝で喜びです。


楽しいおかしづくり 〜チョコとかぼちゃのスコーン〜

11月のお菓子作りの当番は緑組でした。「何を作るのかな〜?」とわくわくしている子もいる中、「今日はスコーンを作るよ!」と言うと、全員がポカーンとして「スコーンって何?」という顔を見せました。

わからない状態での準備は、めん棒で生地を延ばすこと、包丁で決められたサイズに切ること、かぼちゃのスコーンにメープルシロップを塗ることの三つでしたが、どの子も「やりたい、やりたい!」と慣れたようすで楽しく作っていました。オーブンで焼いていると、スコーンが膨らんできて、「わぁ!ふくらんだよ!」とはしゃいで「食べたーい!」と言うなど、ずっとスコーンから目が離せない感じでした。

焼くのも全部終わって、お楽しみの味見の時間です。チョコチップ味とかぼちゃ味のスコーンをそれぞれ一口食べると、「おいしい!」とみんなにこにこ顔で大満足のみどり組の子供たちでした。


秋の自然と

園から見える泉中学の大きなイチョウが黄葉し、秋の深まりが感じられます。太陽の光に照らされると色鮮やかで本当に美しいです。

ある日、黄組のみんなでイチョウを見ているとき、「中学校に行ってみて葉っぱ拾わせてもらおうか」と話すと、「やったー!」「行く!」と大喜びで出かけました。中学に着くとたくさんのイチョウの葉っぱが落ちていて、「すごーい」「先生見て。こんなきれいな葉っぱが落ちてた」「こんなに拾ったよ!」と、夢中になって集めました。たくさんの葉っぱなのでお互い葉っぱを掛け合いたかったのですが、小石が混ざったりして危険なので、ビニール袋に葉っぱを集めて園に持ち帰って遊ぶことにしました。お部屋にバラまくと、早速「キャー!」「わーい!」と喜んで葉っぱを集めて自分の上に舞い上げてみたり、お友達や先生に掛けたり、どの子もはしゃいで生き生きとしていました。

秋の風、日差しの暖かさを感じながら、黄葉のイチョウに感動して楽しんだ経験が子供たちの心に温かい思い出として残っていくことを願っています。


父親参観 〜仙了川でスタンプラリー〜

11月23日は父親参観日でした。

今回は、仙了川沿いのチェックポイントでジャンケン、紙飛行機飛ばし、100gの石探しをするスタンプラリーをして楽しみました。

初めは、いつもと違う雰囲気と威圧感に子供たちは(お父さんたちも?)緊張していたようでした。スタンプラリーが始まると、お父さんたちが真剣に子供たちに付き合ってスタンプラリーをしてくれたので、あちこちで「やった!」「惜しい」と親子の歓声が上がり、とても盛り上がっていました。

石探しでは100gピッタリの子が5人も、紙飛行機飛ばしでは6m23cmという記録が出て、合計6人の子供たちがご褒美のプレゼントをもらいました。共に喜んでくれたり、静かに見守ってくれたり、大きな存在であるお父さんと過ごした一日は子供たちの心に残ったことでしょう。参加してくださったお父様、お母様、お兄ちゃんたち、ありがとうございました。






■TOPへ   ■こひつじひろばTOPへ