はぴねす2011年10月



方向転換
10/23、24特別集会講師 斉藤 善樹

初めまして。東京都東村山市で牧師をしています斉藤と申します。10月22、23日に小田原教会にお邪魔させて頂きます。どうぞ、よろしくお願いします。

この夏、自動車でお出かけになった方も多いと思いますが、車の話です。恥ずかしい事ですが、私は過去にガス欠を3度も経験した事があります。勿論、ガソリンが途中でなくなり、車が止まってしまう事態のことです。3度も繰り返すのはよっぽどの愚か者と思われても仕方ありません。最初の2度は随分若い時でした。1度目は山道を走っていた時です。「大丈夫、大丈夫」と思っていると突然エンジンが止まってしまいました。たまたま友達の車が後ろをついて来ていたので、彼に近くのガソリンスタンドまで行って、ガソリンを買ってきて貰いました。2度目は駐車場です。鍵を回してもエンジンがかかりません。その時は別の友達がいました。ボンネットを開け、エンジンの様子を見た彼は黙ってエンジンのある部分にガソリンを注ぎました。途端にエンジンは動き始めました。タンクが完全に空になっていたのです。3度目は結婚してからです。その時は家内と友人を乗せて夜の街を走っていました。ガソリンがゼロに近い事は分っていましたが、「まだ大丈夫」と思っていました。ところが期待に反し、エンジンが止まってしまいました。仕方なく、車を路肩に停め、家内らを車に残してガソリンを求め近くのスタンドまで歩いていきました。私は、それでやっと車のガソリン残量に関して注意深くなりました。それ以来、ガス欠はしていません。人間は痛い目にあわないとなかなか変わろうとしないのかも知れません。

もうこれでは駄目だからやり方を変えなくちゃダメ、という事が人生に何度かあります。それを聖書は「悔い改め」と呼びます。「悔い改め」、それは人生の方向転換です。私達はなんと悔い改めるのに遅いものでしょう。イエス・キリストが皆の前で開口一番、語った言葉はこれでした。

「神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ。」マルコ1:15



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