毎日、元気いっぱいで明るい子どもたちの声があふれている中で、子どもたちは、それぞれテンポは違いますが、確実に成長していますし、また、子どもたち自身も自分の成長に気づき、話をしてくれます。特に、誕生日を迎えた後などは、喜々として教えてくれます。 先日、とてもほほえましい光景に出合いました。礼拝が始まるときは、ヘンデルのラルゴの曲に合わせて席に着くのですが、一人の子どもが、後からどんどん子供が詰まってしまっても、座ろうとしないのです。せかされて一応は座ったものの落ち着けず、自分が座るはずの席にいる友達を押しのけて、座ろうとしています。「ぼく大人になったんだもの」と言い張って、席を変えさせようとしているのです。礼拝の順番は背丈の順なのですが、2、3日前に背が高くなったので、並び順を変えたとのことでした。それで理解できて席を交換したら、納得して、にこっとしていました。大人になった=大きくなったということなのですが、その子の言葉をそのまま受け入れてあげ、「大人になった人はちゃんとできるんだよ」と言うと、すっかりお兄さんになってしまいました。子どもなりの自覚ってすごいですね。 |
台風の影響もあり、雨天の日が多かった今月ですが、この日は天候も守られ、予定どおりお芋掘りに行くことができました。 園から出発し、仙了川の土手沿いを歩いていけば、あっという間に畑に到着。そして、早速お芋掘りのスタートです。まるで砂山を崩すかのようにして一目散に土を掘り、「見て見て!」「ゲットしたよ!」と自慢げに大きなお芋を見せる子。手がどろどろに汚れるのを嫌ってか、お芋のつるとにらめっこをする子。蟻やナメクジなどに気を取られ、すっかりお芋掘りどころではない子……。 「お芋掘り」という一つの活動ではありますが、一人一人の反応は違っていて、色とりどりの個性を感じることができた一日でした。 |
1回目の交流は、大きなかぶを見せてあげようと、引いて持っていきました。かぶの歌を聞かせてあげると、養護学校の子どもたちはとっても喜んでくれました。トランポリン、ボーリング、ままごとなど一緒に遊びました。また、養護学校の文化祭で、幼稚園の工作や絵の展示があり、見に行きました。「あった!」と喜んだり、養護学校のすてきな作品や製作中の写真など、楽しく見せていただきました。上手にお話しすることや歩くことができないお友達とも出会い、戸惑う子どもたちもいますが、さまざまな友達の存在を知り、かかわって共に楽しくすごしていきたいと思います。 |
かぶをみんなで作り、それぞれなりたい役になり、北原お兄さん*が来てくれたときに劇遊びをしました。絵本どおりにおじいさん役の子がかぶを植え、おじいさんがおばあさんを呼んで……。「うんとこしょ、どっこいしょ!」という子どもたちの声がどんどん大きくなり、ねずみが最後に加わります。「うんとこしょ、どっこいしょ!!」と引っ張ると、かぶは抜けて、子どもたちは大喜びです。この劇は何回もやっているのですが、子どもたちは飽きることなく、毎回、目を輝かせ、張り切ってやっています。 『大きなかぶ』が大好きな子どもたちです。 *岡本中学校の職業体験学習で2日間来てくれました。卒園生です。
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