こひつじひろば  2004年度11号




心をすませて  〜感謝する〜
 あっという間に1年がたってしまったという感じです。一人一人異なっていて、同じ人間は一人もいないこと、世界中の人口60億の一人一人が皆違うことを思い、改めて神様の偉大さを思います。だれも代わるものがない唯一の存在であることを考えると、互いに大切な存在であることを意識して今あることに感謝し、互いに尊敬し合い、助け合い、励まし合って生きることの大切さを思います。
 先日、みどり組の紙芝居「スイミー」を見せてもらいました。皆の明るい、張り切った、みどり組ならではの達成感あふれたようすは、大きな成長を感じさせ、き・あか組も、みどり組にあこがれてしまう感じです。き組の子どもたちも、き組ならではのカラーを出して成長して、明日にでもしっかりみどり組になれる気分で、その日を待っています。一番小さかったあか組は、何をするにしてもあどけなくかわいさいっぱいでしたが、すっかりお兄さんお姉さんになってきました。き組になる日を待っています。
 お父さんお母さんはもちろん、先生、家族、周りの人たちに支えられ、励まされ、助けられて、「きょう」があることを覚え、神様に感謝するとともに、皆に「ありがとう」を心をこめて言い合いたいです。

力を合わせて――みどり組
 『スイミー』という絵本をご存じでしょうか。小さな魚が力を合わせて大きな魚を追い出すというお話なのですが、今月、みどり組さんたちは、その『スイミー』の紙芝居作りに挑戦しました。
 絵本のストーリーに少しアレンジを加え、一人一人に役(せりふ)が行き渡ると、次はいよいよ紙芝居の心臓とも言うべき、各場面の絵にチャレンジです。B4より一回り大きい厚紙に鉛筆で下書きをするところからスタートして、ポスカできれいに色をつければ完成です。
 14人、14役、14場面……。一つでも欠けてしまったら、お話は完成しません。スイミーのお話を通して、14人はそれぞれ、力を合わせたことの大切さを学んだことかと思います。

くまのコールテンくん――き組
 2月に入り、き組で『くまのコールテン君』を読みました。初めて読んだとき、「なんだか涙が出そうになっちゃった」「私も」と心に響くものを感じ取っているようでした。みんなにもコールテン君がいたらいいねと、クラスでマスコットを作りました。フェルトに顔をかいて、毛糸のボンボンにつけ、耳をつけ、小さなくまが完成。大喜びで自分のくまに自分で考えて名前をつけました。「かわいい!!」と頬ずりをしたり、くまごっこをしていたり、なでてあげたり、とっても楽しく遊びました。ランドセルにつけてあげると、みんなにこにこ顔でした。自分で作った世界に一つだけのコールテンくんを大切にかわいがって、優しい気持ちになれたらいいなと思います。

いろいろできるようになったよ!――あか組
 月の絵本を通して、毎月製作帳を作っています。はさみ、色塗り、のり貼りなど、いろいろなことをして、作品ができ上がります。今月は、『つとむくんのかばみがき』を通して、かばの目を描き、子どもたちのリクエストで、絵の具で色塗りをして、はさみで切ることをしました。1学期のようすと比べると、一人でできることが増え、やってみようという気持ちがたくさん出てきて、すごく上手になった子どもたちです。今月のかば作りも、「足が切れちゃったー」「目が切れちゃった」と言いながら、そこをセロテープでくっつけたりと、楽しく過ごしました。自分で作ったのがうれしくて、作った後は、製作帳遊びを楽しんでしている子どもたちです。





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