こひつじひろば  2006年度5号

〜おとまり会編〜  2006. 7. 31〜8. 1




 7月に入ってから、おやつやお食事のメニューを話し合ったり、スケジュール表を作ったりして準備をしながら楽しみに待ってきたおとまり会が、いよいよスタートです。
 ドキドキワクワクや不安な気持ちなどを、たくさんの荷物と一緒に詰め込んで登園。だれも「ママと一緒に帰るー!」と言う子はいません。大切な一歩を踏み出しました。

礼拝
 礼拝では、15人全員が守られておとまり会に参加できたことを感謝し、これからの2日間が守られますようお祈りしました。
 その後、楽しいおとまり会にするために、三つのお約束をしました。
  1. 自分勝手にしないでみんなと一緒にすること。
  2. みんなで助け合うこと。
  3. 困ったことはお話しすること。

おやつ
 マーブルチョコとドーナツ2個がかわいらしいつのこう箱に入って出てきました。さらに今年は、差し入れのシューアイスもあり、豪華でした。

ヤオマサへお買い物
 グループごとに買ってくる物を分担し、ハンバーグカレーの材料と朝食のパンやジュースなどをたくさん買い込みました。買ったものをみんなで分け合い、園までよいしょ、よいしょ。重くても「ぼく持てるよ」と力持ちの子どもたちでした。

ハンバーグカレー作り
 苦戦しながらも上手にむけたにんじん、じゃがいも、そして玉ねぎを包丁で小さく切りました。自分たちで作ったハンバーグ彼の味は絶品。おかわりもして、おなかがいっぱいになりました。
 食後はかきごおり屋さんへ。それぞれ好きなシロップをかけてもらっていただきました。

探検
 日も暮れて暗くなってきたところで夜の探検。それぞれ懐中電灯を首から下げて土手一周。「田んぼ発見!」「クモ発見!」と大はしゃぎ。
 次は、一人で暗闇を歩く「ひとり探検」。「全然平気!」「怖くないもん」と勇敢な声。中には、「怖いから行きたくない」と心配な子も。懐中電灯を消したら辺りは真っ暗。まず一人が暗闇に消え、元気に戻ってきました。次々ににこにこ顔で戻ってくる友達に励まされて、一人、また一人と勇気を振り絞り、暗闇に消えていきました。そして、木の茂みに隠れている大輔先生にタッチして戻ってくることができて、なんと全員成功。「もう1回やりたい」と自信でいっぱいになりました。

花火
 探検の後は花火。手持ち花火をパチパチ。しっとり線香花火。その後、チャッカマンがガス欠。園に戻り、園庭で噴き出し花火大会となりました。テラスに座って、「わ〜、きれい」と楽しいひと時になりました。

おやすみまえに
 いつも鍵がかかっている戸が開けられて、初めてシャワー室に入りました。れな先生に一人ずつ一日の汗を流してもらい、スッキリ。パジャマに着替えて歯をみがいて、静かに絵本を見ました。
 最後に、今日一日守ってくださった神様に感謝して、寝ている間も守ってくださいとお祈りし、大好きなお友だちとぬいぐるみと一緒に「おやすみなさい」。
 「おやすみなさい」といったらあっという間に寝付く子。みんなの寝息を聞きながらなかなか眠れない子。先生たちに背中をトントンしてもらいながら、みんなが夢の中へ。それから、コロコロと床に行ったり、クルクル回転したり、大移動が始まりました。どの子も幸せそうな寝顔でした。

おはよう
 明るい朝です。目を覚ました子供たちの顔はにこにこでした。無事お泊りできた安堵と達成感でいっぱいでした。
 朝食の準備もみんなでしました。テーブルを運び出し、園庭で気持ちよくいただいた朝食。例年になく涼しい朝となり、まるで高原にでも来ているかのようでした。

最後の礼拝
 最後の礼拝で喜久子先生にプレゼントをいただきました。それは、「わたしはあなたとともにいる」というみことばでした。寂しいとき、不安なとき、困ったとき、また、楽しいとき、神様がいつでも一緒にいてくださるという約束のみことばでした。その後、がんばった一人一人の首に☆の金メダルが掛けられ、とてもうれしそうでした。一回り大きく見えました。


 この二日間は、子どもたちにとって大冒険でした。不安な気持ちをぐっと我慢して乗り越えられたのは、神様の守りを信じ、おうちの方々の励ましをもらい、大好きなお友だちと先生がいたからこそです。時々さびしくなるお友達にも、自分ができることをして一生懸命励まそうとする子どもたちがいっぱいでした。その優しさに胸がとても温かくなりました。みどり組としての絆が深まり、お互いがさらに大切な一人一人になったように思いました。
 たくさんの思い出とともに大きな自信を持って帰ったことでしょう。おうちでもこのがんばりをいっぱいほめて、しっかりと受け止めてあげてください。





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