クリスマスの月を迎えました。皆で心を合わせてイエス様のご降誕をお祝いしようと準備しています。教会ではアドベント(待降節)と言って、クリスマスの4週間前から日曜ごとにろうそくに1本ずつ火をつけ、最後の4本目のろうそくに火がつくとクリスマスということで、昔ユダヤの人々が救い主のお生まれを待ち望んだように、クリスマスを迎え、お祝いします。 先月、子供たちなりにかわいく絵を描いて献金ビンを仕上げました。この献金ビンに小銭をためて、クリスマスの時にバングラデシュのかわいそうなお友達のために献金しようと話しました。世界にはかわいそうなお友達がたくさんいることも話しました。私たちは家族と一緒に生活し、1日3回ご飯を食べているし、おやつも食べられ、きれいな服もあり、暖かいおうちもあるけれど、ご飯を1日に3回食べられず、おなかが空いてゴミ箱から拾って食べたりしている子供がいることを話すと、びっくりして瞬きもしないで聞き入っていました。世界にはかわいそうなお友達がたくさんいることを知り、思いやる心、分かち合う喜びに心を育て、自分たちにできることで喜んで愛の心を分けていく子供になってほしいと思います。 |
お店屋さんごっこが終わり、「どうだった?」と聞くと、全員が声をそろえて「楽しかった!」と答えました。自分で一生懸命作った品物をたくさんのお客さんに買ってもらって大満足でした。 今は、小さな小さな天使を制作中です。まず、天使の体は真っ白な羊毛を使いました。羊毛の感触に、「気持ちいい〜!」「ふわふわ」と頬ずりしたりして、喜んで触っていました。白いクレヨンをアルミホイルで包んで羊毛をやさしく巻きつけ、それをボールのお風呂に入れ、石けんをつけてやさしくやさしくなでていくと、少しずつ縮んでいきます。ある程度縮んだら、後はいくらゴシゴシしてもいいのです。ここからは「キャーキャー」と大興奮。石けんの泡をブクブクにしながら、フェルトに変化していく羊毛の感触を楽しんでいました。次は、紙粘土で頭を作り、髪の毛と天使の輪をつけ、顔を描きます。小さな天使ですが、いろいろな工程があり、ゆっくり仕上がっていきます。 できあがったら、小さな天使たちを小さなクリスマスツリーに飾って、クリスマスのお祝いをしたいと思います。 |
11月21日は、養護学校との交流の日でした。文化祭の見学などを含めると、遊びに行くのは4回目になり、子供たちにとってはもう親しみのある場所です。だから、その日の朝は「トランポリンいっぱいやるぞ!
」「○○ちゃんとくろべー乗るんだ!」と計画を立てて、朝からうれしそうな子供たち。 養護学校に着くと、いつものようにこひつじ学園の代表の子が「始めます」のごあいさつをして、くろべー、ままごとコーナー、ボウリング、トランポリンなどの好きな遊びを始めました。全部の遊びをするのに燃える子もいれば、何回も同じ遊びをする子もおり、楽しみ方もそれぞれ。養護学校のお友達には、上手にしゃべれなかったり、順番を待つのがたいへんな子もいますが、何回かの交流でわかってきて、ちゃんと抜かさず見守ってあげたり、ダンスも笑顔で手をつないだりして楽しめていました。 いろいろな子がいることをこの交流で経験し、そんな新しくできたお友達とのかかわり方も、幼稚園のお友達と同じ「優しさ」があればいいのだと気づくのです。帰りには「○○ちゃんバイバイ!」と養護学校の子の名前を覚えて、あいさつし合う子供たちでした。 |
教会員の津田先生のご好意により、今年もまた津田先生のお宅であか組さんとき組さんだけのお茶会が開かれました。畳に正座をし、姿勢よくお抹茶をいただく、あのお茶会です。 あか組さんの中には、一足先に教会のお茶会に参加した子など、経験者もいたようですが、ほとんどの子供にとっては初体験のこと。しかし、「お茶」「お菓子」ということばを聞いて嫌がる子がいるわけもなく、お茶会に期待するようすがそのニコニコした表情から伝わってきました。 ところが、子どもたちのあま〜い想像の世界と現実とは少し違っていたようです。静かな雰囲気、長時間の正座、苦いお茶に、戸惑いを隠せない子供たち。それでも、独特の緊張感の中、先生の話を聞いて、あいさつ、お茶やお菓子の召し上がり方を一生懸命真似する子供たちは、なんともかわいく、そのようすは小さな大人という感じでした。 お茶は「お抹茶」、おかしは「どらやきと金平糖」、想像とは違う、いつもと一風変わったものだったかもしれませんが、園に帰ってきてから感想を聞いてみると、皆口をそろえて、「楽しかった」「おいしかった」と言っていました。実際には「にがぁ〜い」と言って、お抹茶を残した子もたくさんいたはずなのですが……。それもまた、いい経験になったのではないかと思います。 |