気温といい雷といい豪雨といい、今までにない異常気象の夏休み明けに続いて、不安定な中で2学期がスタートしました。『ぐりとぐら』の絵本をテーマにしたプレイデイは、子供たちが大好きな絵本なので、スムーズに流れに入り、すっかりぐりとぐらになりきって備えることができました。 当日も秋晴れの良い日で、皆様がたにお手伝いいただいて参加者全員で楽しむことができたプレイデイとなりました。毎年のことですが、卒園生が親子で大勢来てくださり、故郷に帰ってきたかのように懐かしそうに、とても親しげにしておられる姿は、なんとも微笑ましいものでした。在園時代に楽しく遊んだことが懐かしかったのでしょうか、また、親たちもそうした子供たちの中で親同士親しくしたことがよかったのでしょうか、うれしかったです。 子供たちの遊びを見ていると、友達と一緒にいると幸せで楽しいという気持ち、友達のやっていることにあこがれて自分もやってみたいと思う気持ち、あの子のしていることがすてきだなとあこがれる関係が見られます。自分の持っているものを惜しみなく与える関係があることをうれしく思います。こうしたことに寄って一緒に遊ぶ関係が支えられています。互いに愛し合い、分かち合う関係を大事にしていきたいです。 |
毎週木曜日は朝からワクワクしていた子供たち。そう、大好きな太鼓の練習があるからです。最初の音楽の時間は、新しい先生とあこがれの太鼓にうれしさを抑えきれずに大騒ぎ。練習を重ねていくとどの子の表情も真剣になり、太鼓の重さにもジメジメした暑さにも負けずにがんばりました。大きな太鼓の音に「うるさーい!」と耳をふさいでいた子、暑さと疲れで目に涙をためて座り込んでしまった子、ばちで指を挟んでしまった子がいたり、気持ちが折れそうになる場面もありました。 しかし、だれ一人「もう嫌だ」なんて言わずに励まし合って取り組む姿には感動しました。そんなみどり組さんの元気の源は、きくこ先生が作ってくださるご褒美のカルピスと、き組さんとあか組さんからの大きな拍手。みどり組の子供たちの口から自然と「ありがとう」のことばが出ていました。 当日はたくさんのお客さんの前で緊張気味でしたが、そろいの水色のスカーフをなびかせて堂々と緊張する姿はとても立派でした。子供たちもこの達成感を味わって大きく成長できたことと思います。 |
き組になって半年。子供たち一人一人の表情や顔つきにもどこか自信が感じられるようになってきました。そして、2学期最初のイベントであるプレイデイを通し、さらに自信を深めたことかと思います。プレイデイのため、9月の保育はその練習一色でしたが、練習を嫌がることなく、あか組の時に経験している子供たちは特にそうですが、みんな楽しく取り組んでいるようすがなんとも印象的でした。 今年入園した子供たちにとっては初めてのプレイデイでした。かけっこ、ダンス、障害物リレー……そのすべてが初めてで、最初のころこそドキドキが伝わってくるような緊張した表情で、うまく踊れなかったり動けなかったりしましたが、およそ2週間の練習を経験して自信をつけると、楽しんで取り組めるようになりました。恐怖のためかトンネルがくぐれなかった子も、障害物リレーで転んでしまって一度は嫌になってしまった子も、ピストルの音が怖くてたまらなかった子も、みんなみんな経験を力にし、自信に結びつけていったのです。そんな成長の姿はとても感動的に思えました。 ただ当日は体調不良の子が多く、参加することすらできなかった子もいたのが本当に残念ですが、練習を通しての成長は確かなものだと思います。早い遅いではなく、うまいへたでもなく、みんなと一緒に体を動かすことや競争することに一人一人が楽しみを感じることができたプレイデイだったのではないかと思います。 |
夏休みが明けると、『ぐりとぐら』のプレイデイごっこが始まりました。 「パレード」の曲に合わせたダンスでは、先生やお兄さんお姉さんの姿を真似しながら手足を力いっぱい動かして踊るあか組さんはうれしそうで、かわいらしい姿でした。障害物リレーではトンネルをくぐりました。初めのうちは競争していることもわからず、トンネルをくぐることをゆっくり楽しんでいるようすでした。そのうちに競争を理解すると目の色が変わり、精いっぱい走るのでした。 大好きなお兄さんやお姉さんや仲間たちと一緒にリレーを走り、同じぐりぐらの帽子を作ってかぶり、同じダンスでラッパを吹く。ただ皆と一緒にやることがうれしくて楽しんでいた子供たちだったように思います。 「ちょっと恥ずかしいな〜」とダンスを躊躇していた子も、皆が楽しく踊るようすを見てやる気が出てきて、少しずつ手足を動かしてがんばりました。そんな姿を見て、仲間の力の大きさを感じました。 プレイデイが終わっても、ぐりとぐらの車に乗って遊んだり、けんけんぱに挑戦したり、プレイデイごっこは続いています。 |