11月30日の日曜日からアドベント(待降節)に入ります。子供たちと「昔ユダヤの人々は、神様からのお約束、尊い方のお生まれを、うれしく待っておりました」と歌っていますが、この歌のように、人々は救い主のお生まれを何百年もの間待っていました。その救い主が2000年前に生まれたのがクリスマスです。私たちもアドベントの1か月間、日曜日ごとにろうそくに1本ずつ灯をともし、4本目のろうそくに火がついた日曜日にはクリスマスのお祝いをします。 インマヌエル(神は私たちともにおられる)の神様のご降誕の光景を思い浮かべながら、子供たちと一緒に礼拝を守っているときに祈りについて学ばされます。母マリヤの「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように」という祈りも、十字架上の死を前にしたイエス様の「父よ。みこころならば、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください」という祈りも、神様にすべてをゆだねたお祈りです。子供たちの人生を計画し、守り、導いてくださる主におゆだねして祈れることはすばらしいことです。子供たちが園に来て初めて祈りを知り、真実な神様に祈ることができるようになったすばらしさを思い、喜びいっぱいで感謝しています。 |
今回のなかよしランチでは、みんなでホットドッグを作りました。切れ目の入れてあるロールパンにウィンナーを挟み、アルミホイルで包んで準備完了。それを牛乳パックに入れてお庭に並べます。これから何が始まるのかとドキドキ待つ子もいれば、窓際に避難する子もいます。テラスでそれぞれ緊張して待っていると、先生が牛乳パックに火をつけていきました。すると、「キャー! 家事だ!」、「ぼくのが一番燃えてる!」と大騒ぎ。この日は少し風もあったので、急に火が大きくなったり小さくなったりダンスをしているよう。おうちでよく目にするガスコンロの火と違い、いろいろと変化する火を楽しんで見ていた子供たちでした。 でき上がったパンのアルミホイルをはがすと、中からほかほかのホットドッグ。少し焦げていたって「おいしい!」とたいらげ、ミートソーススパゲッティもたらこスパゲッティもたくさんおかわりをして大満足のなかよしランチだったと思います。 |
教会員の津田さんのご好意により、今年も津田さんのお宅でお茶会が開かれました。今年お招きいただいたのはき組の子供たち。暖かい日差しの中、園から歩いて20分。津田さんのお宅に到着すると、白い靴下に履き替え、準備完了。いよいよお茶会のスタートです。 最初は慣れない環境に緊張し、怖いくらいに真剣な表情の子がほとんどでしたが、うさぎの形をした甘いお菓子のおいしさにいつの間にか口元が緩み、笑顔がこぼれ始めました。中には「お母さんのお土産にしたい!」とお菓子を半分持ちかえる子も……。 甘いお菓子の後は、メインの抹茶をいただきました。少し苦く、渋い味のするお抹茶に対する子供たちの感想はさまざまで、「おいしい!」とあっという間に飲み干す子、目をつぶり少しずつ味わう子、何とか飲もうとするもののどうしても飲めない子……。そんな飲み方や味覚の違いにもかわいい個性がにじみ出ていました。そして、最後の一口をズズズーッとすすった子供の口の周りについた抹茶色のひげが何ともキュートに思えました。 最後に、貴重な体験をさせてくださった津田さん、お手伝いいただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 |
今年も10月に1回、11月に1回、小田原養護学校に交流に行ってきました。慣れている子たちは、養護学校に行くと言うと、園にはない遊具で遊べることがうれしくて大喜びです。 園を出発する前に、お話のできないお兄さんやお姉さんもいて、たたかれたり引っ張ってきたりするかもしれないけれど、皆が来てくれたことがうれしくて一緒に遊ぼうという意味だとお話しして出かけていきました。 初めての養護学校では、広い体育館、大きなお兄さんやお姉さん、たくさんの先生がたやボランティアの方がたにびっくりして、先生にくっついて離れられない子もいました。しかし、2回目になるとボーリングやバイキンマンの的当て、トンネル……と、少しずつ試して遊ぶ中、帰る時には「あー、楽しかった」という声が聞かれました。 養護学校のお友達とは一緒に遊ぶというよりも一緒にいると言うほうが正しいでしょう。「くろべー」という手押し車でのドライブで隣に座ったり、ボールプールに一緒に入ったり、ダンスで手をつないだり、ほんの少しの触れ合いのときです。子供たちが幼い時から障碍を持つお友達の存在を知り、共に過ごすことのできる時間はとても貴重だと思います。どの人も神様につくられた大切な一人であり、受け入れ、愛し、助け合って生きる者となることを願っています。 |