園は子供たちの明るい声がいつもあふれています。4月に入園した子供も、友達や先生とのかかわりの中で8か月過ごし、また、毎日の礼拝を通して成長してきました。「こひつじの子」になってきたなと思う日々です。先日も、見学に来られた方がたが、子供たちが優しいこと、けじめがあることにびっくりしていられました。また、卒園生のお母さんがたから、小学校に行ってもこひつじの子供たちは何か違うよいものを持っていると聞き、うれしく思います。 教会では、29日からをアドベントと言って、クリスマスまでの間毎週ろうそくを1本ずつ増やして灯し、昔のユダヤの人々が救い主が来るという神様の約束をひたすら待ち望んだように、1か月の間クリスマスを迎えるために備えていきます。 「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」クリスマスの恵みがこのみことばにつまっています。神のひとり子イエス様こそ、神様が私たちに与えてくださった最大のプレゼント。神様の愛に触れ、感謝で満たしていただきましょう。「東のはかせは」という歌にあるように、私たちにできることは愛と感謝を表わし、周りの人たちによいことをして喜びを分かち合い、感謝をもってクリスマスをお祝いすることです。 |
10月中旬、みどり組で小さなラディッシュの種をプランターにまきました。数日後、「先生! 見て見て!」と、かわいらしい芽を発見した子供たちが次々に教えてくれました。毎日見て、待っていたのですね。その後も、少し大きくなるごとに、「ラディッシュ大きくなったよ」とうれしそうに報告してくれました。「たいへん! 穴があいてる!」と虫が食べた小さな穴に気づき、心配して報告してくれる子供たちもいました。みんなにお水をもらって、ラディッシュはすくすくと大きくなっていきました。そんなみどり組の姿を見て、き組やあか組の子供たちも「大きくなってきたよ!」と関心を持つようになりました。 ついに土から赤いラディッシュが顔を出し、収穫を迎えました。「あれ? ぼくのは(かぶが)ついてなーい?」「見て、すごい大きいよ!」「細長いよ〜」などと言いながら、一人3本それぞれいろいろな形のラディッシュを収穫しました。自分たちで育てたものなので、「やった!」とどの子もニコニコ顔でした。 お水でしっかり土を落として、包丁で小さく切ってお味噌汁をみんなで作りました。生で食べたときには「ちょっと辛い!」「なんか玉ねぎの味がする」と言っていた子供たちも、お味噌汁の中のラディッシュはすごくおいしいと大好評でした。き組、あか組の子供たちにもお味噌汁を上げるととても喜んでもらえて大満足でした。自分の手でまいて育てたラディッシュだからこそ、子供たちにとって「ごちそう」となったのだと思います。 |
今年も恒例となるき組のお茶会に行ってきました。お茶の先生は小田原教会の教会員でもある津田先生。着物を着て、笑顔で子供たちを迎えてくださいました。 津田先生のおうちに着くと、まず白い靴下に履き替えてお茶室に行きます。「手のひらで三角を作って、その中におでこを入れるようにごあいさつをするのよ」と教えてもらい、一人ずつあいさつし、お軸とお花を見て正座して待ちます。お茶室に入ると、その独特の雰囲気を子供ながらに感じ取り、緊張顔でしたが、「お利口ね。座り方もきれいよ」と津田先生にほめてもらって緊張もほぐれ、得意な気分になっていました。 次に、もみじとイチョウの絵のついたどら焼きに色とりどりの金平糖などの甘〜いお菓子、そして、大きな器に入った苦〜いお抹茶をいただきました。その時の子供たちは、「甘い! おかわりないの?」とお菓子に喜んだのもつかの間、「……はぁ〜」とお抹茶を飲むたびにしかめっ面の子、口の周りに緑の「お茶ひげ」を堂々とつけて済まして座っている子など、さまざまでした。抹茶のいただき方、ごあいさつの仕方、器の絵などについてていねいに教えていただき、「苦かったけど、飲めたよ!」「楽しかった!」と大満足の子供たち。本物のお茶を体験し、豊かなひと時でした。 |
11月はいろいろな行事があり、子供たちはふだんはできない経験をたくさんしたのではないかと思います。その中でも、ピクニックは特に楽しかったと思います。 11月のピクニックの場所は開成駅前公園。電車に乗って、歩いて行きました。まず目指すのは螢田駅! あか組の子はみどり組のお兄さんやお姉さんと手をつなぎ、引っ張ってもらったりお話をしたり犬を見て驚いたりと、ドキドキしつつも楽しく歩きました。駅に着いたらお待ちかねの電車です。「これに乗るの?」とウキウキしながら先生に聞き、電車に乗るとうれしそうに椅子に座って外を見、電車から見る景色も楽しんでいました。 日もよく出ており、暑い中歩いて大変だったと思います。でも、子供たちはお弁当を食べたらもう遊びに駆けだします。円盤に乗ってキャーキャーはしゃぐ子、つり橋をゆっくり慎重に渡る子、滑り台をピューッと滑る子。それぞれすごい笑顔で、普段できない遊具を楽しみました。つり橋など、初めての子供は「先生、一緒にいて」と緊張していたのですが、一度できると自信がつき、次からは「見てて!」と一人でさっさと渡れるようになりました。きれいなお花を摘んだり葉っぱを集めたりしている子もおり、そこでしかできないことを自分なりに挑戦し、楽しめました。帰りは疲れたと思いますが、とても楽しい一日になったと思います。 |