4月は、一人一人の子供たちが新しい場所や先生、友達になじみ、少しずつ居場所もできてきて、楽しさを感じてきたかと思います。身の回りの小さなことに気づき、動き出すことも見られるようになりました。友達のしていることをじっと見ている子、見て感じたらすぐかかわりたくなって飛び込んでくる子、なかなか初めの一歩を踏み出せない子があったりします。こんな新しく入園した子にさりげなく寄り添ってくれる先輩の子供たちがいて、きっと頼りに思うことでしょう。 目に見えるものでなく、子供たちの小さな喜びや発見に共感し、目に見えないけれど共にいてくださる神様にお祈りすることによって安心感を覚えてほしいと思います。卒園した子供たち、お家の方がたにとってこひつじ学園が心のふるさと的存在になっているのは、このようなところからスタートしていることと思わせられます。 |
みどり組になって最初のイベントは「みどりのひろばのピクニック」です。くじで決めたペアの子と手をつないで、電車に乗って行きました。塚原駅からは、みどりのひろばまでの地図が描いてあるシールラリーカードを首からさげ、「あっ、今ここ?」「ここを見つけたらシール貼るの?」とウキウキしながら、地図を見ながら歩きました。歩くときも「(背が)大きいほうが外だよ」と、さすがみどり組。何回もピクニックに行ってるから、もう自分たちでわかってます。最後の坂で「まだ〜?」と疲れてしまった子もいましたが、「着いたよ!」という先生の声を聞くとパっと顔を上げ、「おーい! みんな! ここだよ!」と元気が回復してみんなを呼んでいました。ごちそうさまの後は、探検をしたり、走り回ってライダーごっこをしたり、大きな岩に登ったり……。ひろばで味わえる自然を体中で感じて楽しみました。帰りはクタクタでしたが、励まし、がんばって歩きました。また一つ大きくなったみどり組です。 |
黄色のバッジを胸にとても張り切って新年度をスタートした子供たち。ブロックで作った武器を手に「先生見て!」、おなべの上に立って「先生見て!」と、できた喜びを感動をもって教えてくれます。子供たちにとって大きくなることは大きな喜びであることを改めて感じます。また、今まで自分がしてもらっていたことを今度はやってあげようと、おはようブックのシールを貼る場所を教えてあげたり、ボタンを留めてあげたり、下駄箱から上履きを持ってきて一生懸命履かせてあげたり、どうしたらよいかわからない子の手をそっと取って教えてあげたりするなど、子供たちの優しい心遣いをうれしく思います。また、「シール貼ってから遊ぶんだよ」と教えてあげたり、だれかに押されても相手がわからずにしてしまったことだからと怒らずにぐっと我慢したりする姿には頼もしさを覚えました。お兄さんお姉さんになったことを喜んでがんばっている子供たちの思いを大切にしたいと思いました。 |
幼稚園の生活に慣れ始めた4月の終わり、とうとう午後までの保育になり、初めてのお弁当の時間がありました。 あか組さんのご飯を食べるときのお約束は「1 ご飯の前には手を洗う。2 食べられないときは先生に教える。3 ごちそうさままで座っている」の三つです。この日は、ボランティアの方や先生に一つ一つ聞きながら、自分でお弁当とおはしセットを用意することができ、初めてのご飯のお祈りもあか組だけでできました。手や口をケチャップだらけにして食べる子やほかの子のおかずを食べたくなっちゃう子など、あか組らしい姿に思わず笑ってしまう場面もありましたが、最後には全員が完食! 一人一人が食べ終わると先生たちで拍手をしてあげましたが、自然に子供同士でも拍手をするようになり、最後の子が食べ終わると、大きな拍手でお食事の時間が終わりました。楽しくおいしいお食事の時間、これからもたくさん作っていきたいです。 |