こひつじひろば  2010年度3号




年間テーマ: 希望――愛の中を生きる
〜みつける〜

新しい集団、新しい環境の中で、進級した子供たちも新入の子供たちも、がんばって緊張のなかにいた2か月間だったと思います。

緊張が切れて、体調を崩したりすることもあるかと思いますが、本来の自分の姿に戻ってくる時でもあります。また、今まで自分の事だけで精いっぱいで見えなかった周りのことが見えてきます。

先日も一緒に給食を食べている時に、「みどり組には新しいお友達がいないよね」とか「手作りコロッケで美味しいね」という先生のことばにびっくりしたようすでした。「コロッケって手で作るの?」と聞かれ、手作りの意味を教えてあげたり、楽しい子供たちの発見に感動しています。

目に見えないけれど、いつも一緒にいてくださる神様のことを知って礼拝で賛美とお祈りしていること、どんなときにもお祈りできる神様を知っていることはすごいことで、これは皆の宝物なんだよと話したりしています。


本物にふれて 〜すてきな和の空間〜

き組でも体験したお茶会に今年も行ってきました。

さすがに去年のき組で経験しただけあり、皆何をするのかわかっているようすで、靴を脱いで白い靴下に履き替えると、スッと正座をします。周りでだれか一人がそうやると、気づいて自分からていねいに座ります。お茶室への入り方も先生に教えてもらい、頭を深く下げてするおじぎも上手で、目が真剣でした。楽しんで笑顔でいる普段の子供たちを見ていたので、所々できちっとした顔を見せる子供たちに圧倒され、なんだか教師のほうが緊張してしまいました。お軸とお花を見て、全員が座ると、かわいいそらまめの形の甘いお菓子と金平糖をいただき、その後に大きな器に入ったお抹茶をいただきました。苦かったと思いますが、ほとんどの子が残すことなくお抹茶を飲みほしました。こんな苦〜い思い出も、忘れられない味になりますよね。小さいうちにはなかなかできない経験をし、また茶室という「和」の空間も見ることができて、みどり組全員でその時間を共に過ごせたことをうれしく思いました。


原っぱへのピクニック 〜自然の中で思いっきり〜

5月はよいお天気に恵まれ、みんなで何度かピクニックに行くことができました。初めはランドセルなしで土手1周。1回目より2回目のほうが歩き方も上手になり、3回目にはランドセルを背負って土手1周。「肩が痛ーい!」「先生まだ?」と言いながら、原っぱに着きました。

三つの縦割りのピクニックグループに分かれて丸くなって座り、お弁当をいただきました。その後は自由におやつ交換。これも、ピクニックの大きな楽しみです。

原っぱは一面シロツメクサが咲き、ブレスレットや冠を作って楽しんだり、カエルを見つけて追いかけたり、穴の中に幼虫がいるのを発見したり、坂の上からお友達と一緒にコロコロ転がって楽しんだり、かくれんぼや木登りをしたり、思いっきり走ったり、それぞれよく遊びました。青空の下、気持ちのいい空気。自然の中にいると、心も解放されてどの子もにこにこ笑顔で楽しみました。6月にはさらに歩いて小田原アリーナに行く予定です。


クラス活動にて  〜シャボン玉とばそ!〜

5月のある晴れた日、赤組のクラス活動でシャボン玉遊びをしました。

初めは『しゃぼんだまと あそぼう』という絵本を読んでもらってイメージを膨らませ、吹き口で目の前の紙を吹いて揺らす練習をしました。

いざ吹き始めると、力いっぱい吹き過ぎてしまったり、シャボン液をぶくぶく泡立ててしまう子もいました。上手に吹けるようになると、「雪だるまのシャボン玉!」とシャボン玉に名前をつけ追いかけたり、友達のほっぺたにつけてみたり、また、先生に大きなシャボン玉を作ってもらったりと大はしゃぎ。

最後には自分の手を使ってシャボン玉作りをしました。子供たちはシャボン玉作りより泡立てることが楽しいようで「泡クリームだよ!」「ぽにょの赤ちゃんみたいのできた!」と、シャボン液に砂を入れたり泡で形を作ったりして楽しみました。

あか組らしい好奇心と発想力で楽しいひと時でした。






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